鍵の知識

鍵の刺りが悪い、鍵の周りが悪いといった事を感じた事はないでしょうか？

この原因で一番多いのは「鍵の汚れ」です。　　　　　ほぼ毎日、家によっては1日数十回の施錠、開錠が行われるわけです。金属といえどすり減りますし、ポケットのゴミやホコリが鍵を挿す時に鍵穴に入っています。　この汚れやゴミを取り除く方法を記載します。

①まずは鍵穴のゴミを掃除機で吸い出します。　　　　　PCのキーボードの掃除で使用するエアーダスターも有効です。

②お手持ちの鍵を歯ブラシ等で掃除をし鍵に付着している汚れやゴミを取り除きます。　　　　ディンプルキーの鍵は小さなくぼみがある為に特に汚れやゴミが溜ります

③鍵をえんぴつで黒く塗りましょう。ギザギザの鍵であればギザギザの所、ディンプルキーであれば小さなくぼみを黒く塗り（黒鉛紛をつける）ます。

鍵穴専用の潤滑剤が売られていますので、これを鍵穴に塗布すると③と同様の効果が得られます。但し、一般の潤滑剤や食用油の塗布は間違っても行わない様にしましょう。

一般的に滑りが悪い時は油を塗れば良くなると思われています。鍵の場合も同様で油を塗布する事で鍵がよく滑る様になります。ただ一般の潤滑剤や食用油は水分がなくなってくると、ご存知の様にべとべとしてきます。鍵はかなり小さな部品の塊なので、鍵の中で油がべとべとになってしまうと、鍵が正常に動作が出来なくなってしまうのです。また潤滑油には鍵穴に入ったゴミを固着させたり鍵の内部部品を劣化させる成分が含まれているものもあります。簡単に言えば鍵を壊してしまう可能性があるという事になります。ですから潤滑油を塗布するのであれば「鍵穴専用の潤滑油」のみの使用をお勧め致します。

これらの方法でも問題が解決できない場合は当店にご相談下さい。鍵を内部部品まで分解したうえで清掃を行い鍵をリフレッシュさせる事が出来ます。