鍵の知識

鍵穴に潤滑剤をいれない

「近頃、鍵の抜き挿しに引っ掛かりがあるな」と思った時にあなたは行動として何を行おうと思いますか？　　一般的によくあるのが注油です。ホームセンターで売っている潤滑剤や食用油等の油を少しさしてみようと思う方も多いはず、小さい頃から金属の動きが悪い時は油をさすというのは決まり事のように行われてきました。　しかし、ちょっと待って下さい。鍵の場合はダメなんです。

鍵の知識②でも触れましたが、一般的に油を塗れば金属の滑りがよくなります。鍵の場合も同様で油を塗布する事で鍵がよく滑る様になります。ただ一般の潤滑剤や食用油は水分がなくなってくると、ご存知の様にべとべとしてきます。鍵はかなり小さな部品の塊なので、鍵の中で油がべとべとになってしまうと、鍵が正常に動作が出来なくなってしまうのです。また潤滑油には鍵穴に入ったゴミを固着させたり鍵の内部部品を劣化させる成分が含まれているものもあります。簡単に言えば鍵を壊してしまう可能性があるという事になります。ですから潤滑油を塗布するのであれば「鍵穴専用の潤滑油」のみの使用をお勧め致します。

これらの方法でも問題が解決できない場合は当店にご相談下さい。鍵を内部部品まで分解したうえで清掃を行い鍵をリフレッシュさせる事が出来ます。